婿養子の相続権について

「娘の夫に自分の財産を相続させるためにはどうすればよいだろうか。」
「婿養子の相続において、注意するべき点はあるだろうか。」
子どもの養育費について、このようなお悩みをお持ちの方は決して少なくありません。

このページでは相続問題にまつわるさまざまなテーマの中から、婿養子の相続権についてご説明いたします。

■婿養子とは
婿養子とは、娘の結婚相手である夫(婿)で養子として迎え入れられた人をさします。婿養子となった人からは、妻の両親と養子縁組をするということになります。しばしば、娘の夫が娘と同じ名前にした場合に婿養子という方もいますが、これは婿養子にならず、誤用です。

■婿養子の相続権
相続権は、養子縁組をした人にも発生します。
そのため、婿養子となった人は、妻の両親の財産を相続する権利を得ることになります。また、養子縁組をしたとしても、実の両親についての相続権は引き続き認められます。したがって、婿養子となった人は、妻と自分の両親の両方の財産を相続することができます。

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