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人身事故に遭った際の慰謝料相場

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人身事故に遭った際の慰謝料相場

■人身事故と慰謝料
人身事故に遭われてしまった方の身体的・精神的負担はいかばかりかと存じます。
そのうえで、なし崩しに事故を終結させないためには、慰謝料についてしっかりと主張していくことが重要です。
交通事故に際した慰謝料は、以下の三種類のものが存在します。

●自賠責保険基準
自動車を運転する際に加入が義務付けられている強制保険(自賠責保険)の支払額を算定するために定められている基準を、自賠責基準といいます。
これには、3つの中で最も低い慰謝料の金額が定められています。

●任意保険基準
任意保険基準とは、任意保険会社内部の独自の慰謝料基準をいいます。自賠責基準より高いことはあっても、弁護士基準よりは低い金額が設定されています。

●弁護士基準
弁護士基準とは、過去の裁判に基づき東京三弁護士会の交通事故処理委員会が公表している慰謝料の基準であり、3つの中で最も高額に定められています。

事故処理についてむやみに相手に納得してしまうと、自賠責保険基準により慰謝料が決定されたまま事故が終結してしまい、被害者の方が慰謝料に関して損をしてしまうケースが存在するため、慰謝料についてしっかりと主張することが必要なのです。

■人身事故における慰謝料の計算
人身事故における慰謝料については、以下の三種類に分かれます。

●入通院慰謝料
入院・通院の期間に応じて慰謝料が計算されます。
事故が発生した日から5年間たつと時効となります。

●後遺障害慰謝料
被害者の方が負われた後遺障害の部位や程度により慰謝料が計算されます。
正確に慰謝料を求めるには、後遺障害を医師にしっかりと認定してもらうことが重要です。
障害が認定された日(症状固定日)から5年間たつと時効となります。

●死亡慰謝料
被害者の方がなくなってしまった場合に算出される慰謝料です。
亡くなった日から5年間立つと時効となります。

上記の慰謝料のほかに、被害がなければ得られるはずだった収入を補償する休業損害や、後遺障害がなければ将来得られるはずだった収入を補償する逸失利益などが存在します。
また、これらの慰謝料については、それぞれについて請求する権利がなくなってしまう時効が存在しているので、慰謝料の請求についてお考えの方は一度弁護士などにご相談いただくことをおすすめします。

人身事故における慰謝料についてお考えの方は、武田法律事務所までお気軽にご相談ください。

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